2008年11月9日日曜日

Nordic Tugs 社訪問

2008年 10月31日 〜 11月 3日

「Nordic tug 37」の建造打合せに
シアトルの Nordic Tug社へ。7月以来の訪問です。


シアトルと言えば。。。
マリナーズのイチロー!現地企業としてはスターバックスコーヒー、
ボーイング社 etc..... そしてビルゲイツの出身地など日本人にも比較的
馴染み深いと思います。




ちょうど Halloween 時期の訪問となり、家々の玄関先にはカボチャをくり抜いた
”ジャック・オー・ランタン” (カボチャお化け)のデコレーションを目にする事
が出来ました。 写真は少し大人しい雰囲気ですね。





さて工場の方は ..... Tug各種20隻以上の隻数を建造中。
もちろんTug26の進捗状況も順調で11月末頃には皆さんにご紹介出来ると思います。




ハーバーに勢揃いの Tug32 〜52。






シアトルは10月頃から4月は雨期に入ります。
木々の葉は色付いて、日本で見る紅葉とは違う趣があり新鮮な印象です。





雲に覆われた空のもと「Nordic Tug37」の試乗に出港です。
MAX Speedは17.8Knots / 巡航 10Knots。燃料消費は17LPH。
しかも航続距離は600マイルの ”スーパーエコモード!"




帰港した後はハーバーに係留されている New Model「Tug49」の船内見学です。
操舵室はまさに シップの風格。詳細写真はこちらをご覧下さい。
ワクワクした気持ちで船外に出ると、雲の間から優しい陽射しの
太陽が顔を出してくれていました。

 

2008年9月27日土曜日

Nauticat 社訪問

2008年 9月20日 〜 24日

晩秋のフィンランドへ「NAUTICAT 38 、331」の建造確認に飛びました。

別名「バルト海の乙女」と言われるヘルシンキ港。いたる所に帆船や
ヨットハーバーがあり海洋文化の歴史を感じます。




フィンランドの秋と言えばベリー摘みやキノコ狩りで短い秋を楽しみます。
また街中でも数多く植えられた街路樹の紅葉を観る事が出来ます。
紅葉の事をフィンランド語で RUSKA (ルスカ)と呼び、北部で8月下旬頃から
南部では9月中旬からシーズンを向かえます。





今回の訪問も社長夫妻の笑顔でお出迎えです。

いつもながらNauticatの工場は 常時40隻位のフル稼働、フル生産です。
セミカスタム艇建造の作業工程はゆったりと確実に流れていきます。






複雑な作業にも対応可能な自社生産は観ているだけでも
とても楽しく、時間の経過を忘れてしまいそうです。




New Lineup 「NAUTICAT 441」 の建造が数艇同時に始まり
2009年1月 ドイツ・デュッセルドルフボートショーにてデビューします。
お楽しみに!

2008年8月10日日曜日

Nordic Tugs 社訪問

2008年 7月 14日 〜18日

Fast Troller / ファスト トローラー 「Nordic Tugs」工場見学に行って来ました。

場所はアメリカ西海岸、シアトル郊外のワシントン州バーリントン。
緯度は北海道よりも遥か北に位置し、この時期の平均気温は約24℃です。
海と山に囲まれ、自然豊かな素晴らしい所でした。


側には Mt.Rainier (マウント・レイニア)という綺麗な山があります。
某コーヒーブランドで有名ですね!山頂は一年を通して氷河に覆われ、
国立公園として自然保護地域に指定されています。




車のナンバープレートにも登場!
( EVERGREEN STATE とはワシントン州の愛称 )







1979年「Nordic Tugs」は生粋のヨットマンJerry Husted氏(先代社長)
を始めとする数名のメンバーにより創業されました。
現在は150名の従業員数、年間50隻以上建造するまでに成長しました。







全ての艇は完成後、専用のハーバーにて海上テストを行います。
工場見学翌日はいよいよ Tug32 の試乗です。
操作性の良さ、安定感・安全性の高さは Husted氏が外洋ヨットを建造していた事を
改めて実感させてくれました!





ハーバーではカルフォルニアからクルージングをされてきた
オーナーとの出会いがありました。ホームポートへ帰る準備中との事。
船にいろいろな物が積まれて遊び心満載の愛艇だそうです。
オーナーも雰囲気たっぷりですね。


「Nordic Tugs」日本1号艇は来月末にデビュー予定です。
どうぞ楽しみにお待ち下さい!


2008年7月4日金曜日

Fountaine Pajot 社訪問

2008年5月27、28日

オランダ「C-Yacht」訪問の後、フランス「Fountaine Pajot」社へ。
パリからTGV(仏=テジェヴェ / フランス国鉄が運行する高速鉄道)
で4時間。フランス西部の港町 "La Rochelle"(ラロッシェル)に到着。
時刻は夜11時過ぎ。。。長い移動でした。






翌日は工場見学。年間建造隻数は約170隻。500人もの従業員が
働いています。幾つかの建造ラインの中、撮影したラインからは月1隻の
ペースで完成した艇が出荷されていきます。






幾つもの工程を終え、いよいよ工場から出荷です!
それにしても改めて眺めると凄いハルボリュームです。
そして横には次に出荷される艇がスタンバイしている
のがお分かりでしょうか?






「Fountaine Pajot」社のオフィスがあるマリーナはヨーロッパでも
最大規模の収容隻数。その数はナント3000隻!しかも90%以上がセー
リングヨットです。








帰国前日の夜。宿泊先ホテルの目の前がオールドハーバーで
旧市街地となり、昔の建物が多く残されています。
夜の明かりも美しく改めて思うのが。。。
この国ではセーリングは趣味を超えた日常の一部。という
事でした。



2008年6月22日日曜日

オランダ「C-Yacht」社訪問

「C-Yacht 10.40」の建造状況確認の為、現地工場を訪問してきました。

オランダの国名ネーデルランドは"低い土地"という意味だそうです。
写真右手に見えているのが「Dijke」(ダイク:堤防)そのすぐ向こうは海です。

海水面よりも遥か下に道路が通っている事になります。


オランダ国内に3カ所の工場を持つ「C-Yacht」社の年間建造隻数は約30隻、オー
ナーとの綿密な打合せのもと、1隻1隻丁寧な建造が特徴です。


こちらの「C-Yacht 10.40」はちょうどバウスラスターの穴が開いた所。

建造は順調!オーナーの熱い思いを乗せて今秋、日本にやってきます。



ショールームに隣接したヨットハーバーでは全艇種が見学できます。

納艇前の最終チェックや、アフターサービスなどもこのハーバーで行われます。




空港に向かう途中でボートショーに寄りました。

昨年から始まったこのショーは国内ではまだ小規模な方だそうです。

小規模に見えますか?



次回はフランス/Fountaine Pajot社を訪問します。


2008年5月9日金曜日

小豆島 琴塚ランデブー


2008年5月3日
目にも鮮やかな新緑の小豆島、穏やかな瀬戸内海を楽しんできました
たくさんの島々が浮かぶ瀬戸内海は、日本のエーゲ海と称されるほど...
その瀬戸内海において、小豆島は本土からの架橋がない島では最も大きな島です。
そこへの唯一のアクセスはやはり各所からのフェリーとなります。


島のあちこちに港があるので海からのアクセスはとても便利です。
そのせいか、大半のオーナーは各地より愛艇を寄せ合わせます。


2003年から始まった ”琴塚ランデブー” も今年で6年目。
横浜からクルージングがてらお越し頂いた方を始め
大勢のオーナー様で賑わいました。


夕日が水平線に沈み夜が更けた後も皆それぞれ楽しく語り合いました。
また来年もお会いしましょう!


またこの期間中、北海道から横浜までボートを廻航された
オーナー様もおられました。
大きなトラブルもなく、無事に到着され安心いたしました。
本当にお疲れ様でした!(オーナーのブログです)


2008年4月27日日曜日

Welcome to Finland and Nauticat!

といつも社長夫妻自らが笑顔で出迎えてくれます。
4月中旬、外気温度は+1°、夜は-2°時折雪まじり。でも日照時間も長く、春の雰囲気です。


今回の訪問は「Nauticat-385」の建造と「Nauticat-351」の納艇の打ち合せです。

この「Nauticat-351」はテストプールで約一週間にわたり、漏水、エンジン、電気そして配管等の各系統にわたりテスト中です。この後、梱包をして船積で日本に運ばれてきます。


各国のオーナーに向けて納艇に入念な最終行程の「Nauticat-44」、「Nauticat-351」、「Nauticat-42」たちです。

巡り行く季節をお待ちいただいたオーナー様にとって、やっと出会う個性溢れる愛艇です。